【対象者】
12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間
(小学校6年生~高校1年生相当)
※令和4年4月から令和7年3月までの3年間、積極的勧奨を控えていた影響で接種の機会を逃してしまった平成9年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた方を対象としたキャッチアップ接種の機会が提供されます。
詳しくは下記リンク先をご参照ください
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【病気の概要】
・子宮頸がんとは、助成の子宮頚部にできるがんのことです。子宮は、胎児を育てる器官で、全体に西洋梨のような形をしています。また、子宮頚部は、膣へと細長く突き出た子宮の入り口部分のことを言います。
・子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスがかかわっています。このウイルスは、子宮頸がんの患者さんの90%以上で見つかることが知られており、HPVが長期にわたり感染することでがんになると考えられています。なお、HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。
・ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚や粘膜に感染するウイルスで、100以上の種類があります。粘膜に感染するHPVのうち少なくとも15種類が子宮頸がんの患者さんから検出され、「高リスク型HPV」と呼ばれています。
・これらの高リスク型HPVは性行為によって感染しますが、子宮頸がん以外に、中咽頭がん、肛門がん、膣がん、外陰がん、陰茎がんなどにも関わっていると考えられています。
・子宮頸がんは初期の頃にはほとんど症状のないことが多いですが、生理のとき以外の出血や性行為による出血、おりものの増加などが見られることがあります。また、信仰した場合には、足腰の痛みや血の混じった尿が見られることもあります。このような症状が見られた際には、ためらわずに医療機関を受診してください。(引用元:厚生労働省ホームページ)


【標準スケジュール】
子宮頸がんワクチンは2種類あり、接種するワクチンによって接種方法が異なります。
・標準的には、13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日まで(中学1年生)となっております。

「2価:サーバリックス」
1ヶ月以上の間隔をあけて2回接種し、1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上あけて1回接種してください。

「4価:ガーダシル」
1ヶ月以上の間隔をあけて2回接種し、2回目から3か月以上あけて1回接種してください。

「9価:シルガード9(令和5年4月から定期接種対象になりました)」
・接種開始が15歳未満
1回目の接種から5か月以上(標準的には6か月)の間隔をあけて2回目を接種
※15歳になる前に1回目の接種を開始した場合、2回で接種完了になります。
 なお、2回めの接種を1回目接種から5か月未満で接種した場合、3回目の接種が必要になります。その場合は15歳以上と同様に2回目から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種します。

・接種開始が15歳以上
1か月以上(標準的には2か月)の間隔をあけて2回接種をし、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて(標準的には1回目の接種からも6か月の間隔をあけて)3回目を接種します。

【通知】
中学1年生になる年の4月に予診票を対象の方に送付します。

お問い合わせ
青梅市健康センター 電話0428-23-2191


【子宮頸がん予防ワクチンの副反応について】
子宮頸がん予防ワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

【子宮頸がん予防ワクチンの接種に際して注意点】
●次のいずれかに該当する方は、特に、健康状態や体質などを担当の医師にしっかり伝え、予防接種の必要性、リスク、有用性について十分な説明を受け、よく理解した上で接種を受けてください。
・血小板が減少している、出血した際に止まりにくいなどの症状のある方
・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方
・予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方
・過去にけいれんの既往のある方
・妊娠又は妊娠している可能性のある方
・また、接種部位には主に、腕の肩に近い外側の部分(三角筋)が選ばれるので、接種当日はこの部分を露出しやすい服装にしてください。
●針を刺した直後から、強い痛みやしびれが生じた場合は、担当の医師にすぐに伝えて、針を抜いてもらうなどの対応をしてもらってください。また、その後の対応についても相談してください。
●定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じたりした場合には、法に基づく補償を受けることができます。
・なお、補償に当たっては、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の原因によって起こったものなのか、専門家からなる国の審査会で、因果関係についての審議が行われます。